ベン・バーナンキに一筆 by David Beckworth

David Beckworth のblogから  A Note To Ben Bernanke (November 28, 2010)を紹介。


ベン・バーナンキ様 

何年も昔、フラれてばかりの私の新しい恋について、親友がボクシングの喩えで励ましてくれたことがある。「女の子と落とすときは全力で行け、後悔するな」。QE2を通じてしっかりした経済回復を目指す君のことを考えるとき、私は彼のアドバイスを思い出さずにはいられない。今回の話にロマンスはないが、金融刺激で名目支出を急回復させることで経済を刺激するということに、情熱を持って(passionate)取り組むと君はハッキリ宣言している。君も知っての通り、その情熱を成功させるための鍵は期待インフレ率(暗には期待名目支出)を意味ある程度にまで引き上げることだ。諦めたのか?全力で行かないのか?債券市場は君が本気でやろうとしてないと言っているぞ。 

 

この図は期待インフレ率(5年後までに期待されるインフレ率の年平均)だが、11月のほとんどの期間1.55%付近で推移した。すべての希望や怖れがQEに懸っているのに、この反応は圧倒的には程遠い(underwhelming)。この図には情熱がない!すぐに変えるんだ。全力で、明確な名目水準目標 – 一番いいのは名目GDP目標 – と、どんなにコストがかかってもそれを維持するというコミットメントを打ち出せ。君の頑張りを弱らせるための政治的なパンチが右や左から飛んできても、しっかり踏ん張れ。行くときは全力で行くってことを奴らに信じさせろ。男らしいところを見せてやれ!