Category Archives: James Bullard

「ウッドフォード・ピリオド ~迎え酒にバーボンを~」 by Bill C

以下は、Bill C, “The ’Woodford Period’: A Bourbon for Bernanke?”(Twenty-Cent Paradigms, February 21, 2013)の訳。 つい先日

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第3節) by James Bullard

3 結論 2008年と2009年のシャープな景気後退から世界経済の回復が続いている。回復途上のアメリカ経済はインフレ予想を低下させるような負のショックに敏感になっている。結果として、意図せざる低名目金利定常状態へと陥らせ

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.7節) by James Bullard

2.7 量的緩和 2009年にFOMCが採用した量的緩和[1]はそのプログラムの発表および実施後の長期金利の下落を持って一応の成功を見たと考えられている。イングランド銀行の量的緩和[2]も同様な評価を得ている。イギリスで

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.6節) by James Bullard

2.6 ヨーロッパの状況での財政介入 2001年の「危機」論文以降のアカデミックな研究において図1で示されるような意図せざる定常状態を回避するような政策の提言がなされた。この提言はターゲット定常状態の近傍でテイラータイプ

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.5節) by James Bullard

2.5 従来の方法 イングランド銀行(BOE)によれば、イギリスは314年もの間、政策金利が2.0%を下回ったことがないという。300年以上もの間には戦争や金融危機、大恐慌などの大きなショックに見舞われたわけだが、非常に

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.4節) by James Bullard

2.4 不連続なルール もし問題が意図せざる定常状態という二つ目の定常状態の存在であり、またこれが部分的にでも当局によってコントロールされている政策ルールの選択によるのであるならば、なぜ違う政策ルールの採用を排除する必要

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.3節) by James Bullard

2.3 FOMC 図1でマルで囲まれたデータ群がある。「2003-2004」とラベルが付けられたデータであるが、それらは政策金利が1.0%、インフレ率は1.0%から1.5%の間にあるものである。このエピソードは前回FOM

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.2節) by James Bullard

2.2 安定性 拒絶ビューに一つのバリエーションがあって、それは拒絶ビューに比べればいくらか穏当なものである。けれど、結局は拒絶ビューの変形に過ぎない。それは私自身の研究に関連した見方である。このビューにおいては名目金利

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第2.1節) by James Bullard

第2節 2.1 拒絶 図1が示すように、中央銀行の政策に関わるものの多くにとってここ20年から30年間の日本とアメリカを同じ枠組みで捉えることに困難を来していると言って過言ではないだろう。多くのものにとって1990年代以

テイラールールの「危機」の持つ7つの顔 (第1節) by James Bullard

概要 この論文ではアメリカ経済が今後7、8年におよぶかもしれない日本型のデフレに陥る可能性について議論する。議論の枠組みとして私は2つの経済の長期的な結果(定常状態)について強調する分析に力点を置きたい。一つは近年アメリ